神秘の植物「蓮」の花言葉
草木や花に特別な意味を持たせてくれる花言葉。
「蓮」にも様々な花言葉があります。
今回はそんな花言葉とその由来を見てみます。
目次
蓮の生態が表された花言葉たち
水生植物という特殊な生態から、他の草花には見られない特徴の多い蓮の花。
蓮の花はたびたび仏教やインドの諸宗教などでもモチーフに使われるほど存在感のある花ですが、花言葉にもしっかりとした意味や考え方があります。
可愛いや綺麗という表面的な魅力だけではなく、生態的な面での魅力も持ち合わせる蓮の花ならではの花言葉を紹介致します。
「清らかな心」
水生植物の蓮の花ならではの花言葉です。
蓮の花はとても美しいピンクや白の大きな花を咲かせますが、そんな蓮の花が育つのは意外にもドロドロと濁った汚い泥沼の中です。
蓮の花は、ロータスと呼ばれる撥水効果を持つため、泥沼の汚い水が付着せず、美しい花を咲かせることができます。
どれほど厳しい状況の中でも染まらずに、清く美しく花を咲かせる蓮の花らしい花言葉が「清らかな心」と言えます。
「離れゆく愛」
少し悲しい内容の花言葉ではありますが、こちらも蓮の生態からなる花言葉です。
実は蓮の花は、一度咲くとその命はわずか4日といわれています。
日の出と共に花を咲かせ、午後にはその花を閉じる、というサイクルを3日間だけ繰り返し、4日目にはその花を閉じることなく一枚ずつ儚げに散っていくのです。
その切ない様子から出来た花言葉が「離れゆく愛」となりました。
「休養」
こちらも蓮の花言の生態ならではの花言葉ですが、先ほどの「離れゆく愛」の際にご説明した蓮の花が咲くサイクルによって考えられた花言葉です。
私たち人間は不規則な生活を繰り返していると心身が疲弊し、体調を崩します。
休養を取り身体を休めるには、規則正しい生活が不可欠になります。
蓮の花は、必ず同じくらいの時刻に花を開き、同じくらいの時刻に花を閉じる、そんな規則正しい開閉のサイクルを持つ蓮の花の生態から作られた花言葉が「休養」となります。
「雄弁」
神聖な花として様々な国や宗教で象徴的な存在となっている蓮の花は、エジプトでも神聖な花として考えれていました。
エジプトでは蓮の花をツタンカーメン王などの有名な王様へ献上したり墓への装飾に使うなどしていたそうです。
雄弁とは、力強く話したり説得力のある話し方が出来ることを指す言葉ですが、とても雄弁なことで有名だったエジプトのオシリス王にも蓮の花が献上されたことで「雄弁」という蓮の花言葉が出来ました。
まとめ
いかがでしたか。
一見バラバラに見える花言葉もその由来を知ると納得できますよね。
花言葉を通して蓮の新たな魅力に気付いた方もいたのではないでしょうか。
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