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蓮糸のストールはこうやって作られる

とても希少で質の高い、蓮糸を使ったストール。

実際に工房内で蓮糸のストールを作っている様子を見てみましょう。


蓮の繊維を採りだす。

蓮を切って伸ばすと繊維が採れます。

蓮の繊維を撚る。

乾燥すると繊維が脆くなってしまうので、水に濡らしながら繊維を撚ります。
蓮の茎の断面。

織物に使える糸にする。

糸の形にはなりましたが、このままではまだ使えません。
糸を濡らし乾燥させると、糸が強くなります。

いくつかの工程を経て、織るための糸が出来上がります。


手織り機でストールを織ります。

様々な糸や色を組み合わせると、それだけ工程が複雑になるので、難しい織物はベテランさんが織ります。

糸を結んで節を作る。

蓮糸はとても繊細な繊維で、織っている時によく切れてしまうことがあります。

切れてしまった糸は結んで節を作ります。

しかしこの工程が、それぞれのストールを2つとして同じ物のない、唯一無二の特別なストールにしてくれるのです。

それぞれのストールが持つ、それぞれの節。

草木染で染色する。

ワールドブリッジクラブで扱っている蓮ストールでは、草木染で染色した絹糸と合わせているものもあります。

草木染に使う染料は蓮から採ります。蓮づくし。

葉からは黄色の、茎からは緑色の染料が採れます。

蓮はどこで採れる?

蓮は群生地ばかりではありません。

蓮糸を作るには大量の蓮が必要です。そのため広い範囲を周らなければいけません。

根本から引き抜かなければいけないので大変です。

採ったばかりの蓮はまだ濡れているのでしっかりと繊維が採れます。

乾燥させてはいけないので、濡らしたまま工房まで持っていきます。

工房は水の上にあります。

いかがでしたか。

今回はストールを作る工程を紹介しました。

蓮のストールを少しでも身近に感じていただけてら幸いです。



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