熱い夜(201804フィリピン出張の話。)
2018年4月、Manila Fameという展示会がフィリピンのマニラでありました。その展示会への出席に合わせてHabi footwearの代表、Janineに会ってきました。順番は前後しますが、まずは展示会の話を。
目次
Manila Fame(展示会)
2018年4月19日~21日まで、Manila Fameという展示会がマニラで開かれ、私は開催初日、到着して3日目にこの展示会に行ってきました。
この展示会では、フィリピン国内の中小企業によって作られた商品を見ることができます。
中には伝統的なデザインを取り込んだ面白いデザインの物や、面白い素材を使ったもの等が見られました。
今回はまだ新しいパートナーを探すつもりではなかったのですが、どのようなものがあるのか、今後の参考にできればいいなと思い参加しました。
今回の展示会で見られた商品は、残念ながらワールドブリッジクラブで現在考えてるお客様像に合う商品が見られなかったですが、色々なデザインの商品を見るだけでも楽しかったです。
こういう展示会のようなものは、自分が思ってもみなかったようなものに出会えることがあるから、これからも積極的に見に行きたいなーと思いました。
Habi footwear
到着して二日目はHabi footwearの代表のJanineに会ってきました。
Janineとはメールのやり取りはあったのですが、もっと商品のことについて話がしたい、Habi footwearについてもって知りたいと思い、会うことをお願いしました。
私たちが会ったのはあるコワーキングスペースなんですが、到着してまずしたことは、その場所のツアー。
私たちが会った場所はRootsというコワーキングスペースで若い起業家を支援するために、これまた若い起業家たちの手によって運営されている場所だそうです。
そこには商品が置いてあるスペースもあって、社会起業家によって作られた地域を支援する商品等が並べられていました。
席についてまずはお互いについて、なぜ今の事業を始めたのか、事業に対する想いを話しました。
その後はサンダルのサイズについて、日本の消費者向けにカスタマイズができるか話をしました。
今までのサンダルはワイズ(横幅)が細めにつくられており、それをもう少し余裕のあるワイズにできないか。
生産者の方と話して調整してくれて、出来上がったサンプルを送ってくれるとのことだったので、楽しみです。
イベントに参加
四日目はJanineが誘ってくれたイベントに参加。
そのイベントは若手の社会起業家の話を聞くイベントで、その後起業家を支援する組織の紹介がされました。
フィリピンですごいなーと思うことが、こういうイベントを普通に英語で行うこと。
フィリピンでは英語が公用語でもあるので、ある程度の教育を受けた人はみんな英語をしゃべります。今回紹介をしていた起業家支援の組織でも、アジア各国から参加者が来ているとのことだったので、フィリピンはアジアの中のhubとしてのポテンシャルはかなり高いなと感じました。(渋滞だけは早くどうにかしてほしいけど。)
実際半分も内容理解できてなかったと思いますが、若い人が社会を変えていこうという熱を感じ、とても刺激を受けた夜でした。
フィリピン生まれのライスワインも頂きました。
まとめ
最後に、今回の出張で印象に残った話。
Habi footwearの代表Janineが言ってた話。
「私たちにとって、生産者はただ商品を作ってもらっているだけではないんです。生産者は私たちと一緒に商品を作り上げるパートナーなんです。」
この考え方は地域社会の自立にとって実に重要な考え方だと思っています。
例えばある企業が地域社会の自立のために何か商品を作って収入を上げようと考える。その時ただ企業に言われるがまま商品を作るだけでは、その企業が去ってしまえば以前の暮らしに戻るだけです。
しかしその地域社会と一緒になって商品の開発を進めればノウハウも学ぶことができるし、何より自分たちの未来は自分たちが作るという自覚が芽生えるきっかけになり、そしてそれがきっと地域社会の自立に繋がることだと思います。
私たちワールドブリッジクラブも生産者のパートナーとして一緒に進んでいけたらうれしいなと思いました。
マニラ湾。フィリピンでは4月はもう夏です。